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『事故物件 こわい間取り』を観た(※ネタバレします)

タイトルの通り8/28から全国で公開されてる『事故物件 こわい間取り』見てきました。前置きとしてわたしは怖がりのホラー好き、ホラー映画は家のテレビでドア越しに廊下から見るタイプです。

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原作は一昨年の冬に読んでたので「どうやって映画にするの?」が第一印象。あらすじは、

TV番組への出演を条件に、「事故物件」で暮らすことになった芸人の山野ヤマメ(亀梨和也)。その部屋で撮影した映像には白い“何か”が映っていた…。
番組は盛り上がり、ネタ欲しさに事故物件を転々とするヤマメ。しかし人気者になっていく一方、次々と怪奇現象に巻き込まれていく。
そしてある事故物件で、ヤマメの想像を絶する恐怖が待っていた──
(『事故物件 こわい間取り』公式サイトより引用事故物件 恐い間取り | 大ヒット上映中!!)

いや転々とすな…

 

主要人物はざっくりと3人、山野ヤマメ(亀梨和也)、ヤマメの元相方でかけだし放送作家の中井大佐(瀬戸康史)、ヤマメと中井のコンビ時代からのファンでメイクアシスタントの小坂梓(奈緒)。幼い頃から霊が見える体質でかつヤマメに思いを寄せているという設定の梓、ちょっと負わされてる役割多すぎじゃない???

 

冒頭20分で紹介される登場人物と関係性。中井、俺は放送作家になる、お前1人でやって行け!ってネタも書いたことない相方にそれ言うのちょっと厳しすぎない?

そして雨の中1人で出待ちをしてた梓ちゃん、憧れのヤマメさんから「傘ないの?」と渡されるネタ用のペイントが施された傘を受け取ってるけど本当にそれでお家まで帰ったの?さすがにポスカで「愛」家はダサすぎん???嬉しそうに家に帰って傘を広げて…あんな土砂降りの中ペイント落ちてないのすげーな。

すっかり放送作家になって企画案を練る中「事故物件住んでみたら?」とヤマネにもちかける中井、いやどんだけ相方に対して無責任なの…

あんまりにもほのぼのしていてあれ、これ何系の映画?って悩み始めたところで暴君ディレクター(木下ほうか)から渡される突然の間取り図と浮かび上がるタイトル、そうだよこれだよ。

 

1件目は殺人事件が起こった違法物件、引っ越した初日の夜から「撮れた?」と電話をかけてくるディレクター、気が早いな。ディレクターの電話口から聞こえる女の笑い声と窓に写る影、家にいますよ、と私同様ビビりまくる亀梨に「お前遊んでんの?」と呆れてるけどそれ録音しててよ!

企画が通らずあっさり番組から外された中井、酔った勢いで3人で飲んで梓ちゃんを連れてヤマネの家に行くとか言い出す。いや企画の邪魔すんなよ。突然震え上がって家に入る前に帰っちゃう梓ちゃん、どう見ても様子おかしかったのに心配せずヤマネに「梓ちゃんどう?」とか聞いちゃう中井、お前頭おかしいでしょ。

後日、ヤマネに「私見えるんです…」と怯えながらこの前の夜幽霊を見たことを話す梓ちゃんを再び部屋に呼び出し心霊現象を撮ろうとするヤマネ、鬼畜か。

ヤマネが梓ちゃんから目を離した瞬間突然開くドア、現れる幽霊、お前バラエティわかりすぎだろ!

 

2件目の仲介に訪れた不動産屋、そこにいる事故物件担当の江口のりこ、見たらわかる、胡散臭いやつや(>_<)

今度も殺人事件が起きた物件を選択。着いて早速畳に残る血痕や髪の毛が詰まった蛇口、鏡が外されホースが妙に新しい風呂場を発見し顔を見合わせるヤマネと中井、いやホームクリーニング雑すぎん?

この頃からヤマネに白髪の老婆の影がまとわりつき始めるがそれをきいてニヤニヤするヤマネ、しかし明らかに不自然なのに怪奇現象が撮れずディレクターにドヤされ、焦って出した答えは「梓ちゃんに来てもらおう!」いや懲りろよ。梓ちゃんもあんな目に合ったんだから来ないでしょ……あーあ来ちゃったよ。

撮影中コケて梓ちゃんを押し倒すヤマネ、ドギマギする2人の空気感、いや、この映画にその要素いる?

突然かかってきた電話に応対するためその場から離れるヤマネ、いやお前梓ちゃんから目を離すなやだやだやめろやめろやめろ…

ほらきたぁ!!!

無かったはずの鏡に写る老婆の幽霊、悲鳴を聞いて風呂場に駆けつけると洗面台で溺れる梓ちゃん、急いで洗面台から引き剥がすと縁にまとわりつく白髪と黒髪…え、黒髪?誰の?

震える梓ちゃんにイヤホンを渡し、中井に俺の携帯から入れられた留守電なんだけど…と音声をきかせるヤマネ、いや配慮〜〜〜〜〜!配慮して〜〜〜〜〜!!その子さっきその音声入れたヤツに殺されかけてんの!!!!こんなにときめかない片耳イヤホン初めて見たよ、だからこの映画にその要素いる?!

 

3件目で首吊り物件を選び、入室そうそう頭痛がひどいとその日の仕事を休みそのまま正気を失い自殺を図ろうとするヤマネ、体調不良を聞いて駆けつけた梓ちゃんがヤマネを救うんだけど山根の首に巻きついたテープベルトにドン引き。梓ちゃん、そいつの何がいいの??そろそろ教えてくれん????

あなたそいつに関わったせいでずっと怖い目に合ってるんですが…

 

知名度が上がり本も出版し東京へ引っ越すことになったヤマネが選んだ無理心中物件に猛反対の梓ちゃん。「ヤマネさんが死んじゃうから!」と彼女の訴えも届かず「無茶なこと言わないで」とヤマネ。何その安っぽい恋愛ドラマ、だから〜この映画に((

なんかもうヤマネに腹たってきたな、なんだよそのメガネ、なんだよその服…青と白の矢絣に赤の模様が入ってて…え、くいだおれ太郎?ヤベ、マジでくいだおれ太郎に見えてきた。

「邪魔なんだよ」と梓ちゃんを一蹴したくいだおれ太郎、東京の番組で自分に起きた怪奇現象をイキイキと話すシーンですが、ここで【朗報】です、なんとなんと亀梨くんのシャワーシーンが見れます、…なんで?

引き締まってんだか緩んでるんだかよくんかんない上裸を突然見せつけられた私、沸くべきか否か、動揺が止まりません。

 

4件目に引っ越してそうそう部屋の真ん中で気を失って倒れるヤマネ、仕切りに「ここだけはやめてくださいほんとうにやばいです」と止めてくれた梓ちゃん大正解、今すぐメイクアシスタントやめて霊媒師になった方がいい。突如開くトイレのドア、すすり泣く女の声、誰もいないのに鳴るインターホン、クライマックスと言わんばかりの恐怖のオンパレードに目を開くこともできないからずっと片目で見てた。左右交互で。調子乗ってYouTube配信とかしてんじゃないよ、「幽霊さーんでておいで〜」じゃないよ、煽んないで。無理無理無理やっぱ無理。画面荒れてんじゃん。

 

母親が寝たきり、父親が焼死しこんなの絶対に偶然じゃない、今すぐこんな企画やめた方がいいと九州の実家に戻った中井、梓ちゃんにも「あいつとは縁を切った方がいい」と深刻な顔で話してるけど事の発端お前やからな???

そんなことはつゆ知らずご機嫌で家に帰るヤマネ、もうこんなん絶対くるやつやん…オワタ…

 

布団を敷いていると部屋の明かりが突然消え足元から呻き声、見ると布団の上に知らないおじさんが!

おじさん?

冷蔵庫のドアが突然開き、中からアイスを食べている女が!

いや誰??

そして突如外れた天井の一角からはい出てくるメガネのおじさん!

だから誰???

待ってましたと言わんばかりにバーン!と襖をあけ押し入れから飛び出してくる刃物を持った女がいつの間にかリビングにいた男におそいかかって、

そうそうお前らだよ

 

え、、、なに?

 

突如始まった妖怪大戦争に空いた口が塞がらない、ヤマネに迫ってくる幽霊たち、襲われる!と思いきやヤマネの体を撫で回す…いやお前ら何してんの?

ハァッ!と駅で高田純次から貰ったお守りをかざすと消えていく幽霊たち、マジでおまえらなんだったの?

ところが俺がラスボスだと言わんばかりにヤマネにずっと着いていた黒い影(怨霊の塊?)がついに姿を現し……なんか、ハリー○ッターの名前を言ってはいけないあの人みたい…もしくはハロウィンでよく見るヤツ…

f:id:yyosd97:20200922204303j:imageこれ

向けられたお守りを爆散させるヴォル○モート、まじでチート。

何故か大阪と九州から飛んできた梓ちゃんと中井が助っ人に加わり戦うも清酒もお札も吹き飛ばされてもう万事休す、絶対絶命、五里霧中、四面楚歌。アメージング。 

やばいと思い中居が電話をかけた先は江口のりこもうわけがわからん。両目開いててもわからん。

最後の手だ!とやけにどでかい線香の束に火をつけヴォルデモー○に吹きかける中井、暗闇を舞う火の粉、…あーーーなんかこのシーンどっかで見たな、あれか、予告編で流れたモンストの映画か…CGアニメーションってたまに滑らかすぎて気持ち悪いよね…

 

いつのまにかヴォルデ○ートを霧散させなんとか部屋から脱出した3人、「最後に勝つのは愛ってか…笑」と笑う3人、え、なんの愛?????

 

シーンが変わって「ご依頼されていた、恐くない物件です」と微笑む江口のりこの向かいに座るヤマネと梓ちゃん。え、梓ちゃん、正気?

 

間取り図を眺める2人、突然現れるヴォルデモ○ト、トラックに飛ばされる江口のりこ、二階の窓から覗く死体、顔が強ばる梓ちゃん、手を引くヤマネ…

 

いやもうそっちは無理だって…

 

2件目くらいまであぁもうこれはわたし絶対に観終わったら「こわい間取り見た、死んだ」ってストーリーあげるわって確信してたのに、どこいった?

事故物件での経験を書籍化→映画化の流れなので絶対にノンフィクションなのにどう考えてもフィクション…圧倒的矛盾…

あ、ホラー苦手な人も見れます、なんならそのあと余裕で1人でお風呂入れます。ただ彼氏彼女と見に行く時は「1件目とか怖すぎて全然見れなかったから最後あんな感じでよかった〜〜>_<」とか「わたしあれすらも怖かったもん!やっぱホラー無理!>_<」とかいうとかわいいと思う。知らんけど。

冒頭の加藤諒や途中の高田純次、無駄に本人寄りなキャラで出演させてたの何?わざわざ著名なキャラ使ってるんだからなんか回収するのかと思いきやそのまま野放し、解散、え、あいつらなんだったの?そこだけ教えて????

 

個人的な感想だけど亀梨くんが全然かっこよくなくて良かった、多分バチバチにイケてたら「コンビ解消って俺はどうすればいいんだよ!」て焦る亀梨くんに「You、アイドルなっちゃいなよ!」ってスカウトするとこだったもん。ほんと、お持ち帰りしなくてよかったね。

 

〜Fin〜